綺麗なままで… ぷろろーぐ②

彼女はとても綺麗好きでいつも八ッシーの家に行くと部屋の掃除をしてあげるのが日課だ。
週に3回はハッシーの家に私と彼女は遊びに行っていた。そんなことが2ヶ月続いたある日、ハッシーは彼女と2人でドライブに行った。私に内緒で…。
特に何をするでもなく夜中のコンビニの駐車場に車を停め、たわいもない話をしていた。必死で八シーは彼女と話していた。熱気で車のガラスが曇るまで…。
ガラスが曇り、外からは中の様子が見えない。
「バンッ!!」

綺麗なままで・・・ ぷろろーぐ①

 「綺麗になったな…」2年ぶりに見た彼女を見たハッシーは私の写メールを見て言った。
 そう、あれは私が専門学校に通っているときのこと、2002年冬。友達を連れて地元のハッシーの家に遊びに行ったことから始まった。
 始めは3人でハッシーの家で漫画を読んで遊んでいることが多かった。ハッシーはA型のくせに部屋がとても汚くだらしない男だった。